Shinkyouku Soukai Polyphonica 0-4 Hanashi Full Pack [Japan Import]

この作品の人（神曲楽士）が自ら奏でる神曲で精霊と契約するという設定は、とても面白い発想だと思います。選択肢も出ないノベル形式のゲームであって最後まで飽きずにプレイできたことは内容が一定のレベルに達しているのだと感じます。しかし、どうにも釈然としない部分もいろいろ出てきます。まず登場人物の圧倒的な少なさ、世界の存在を揺るがすような事件のさなか、最終的に敵と対峙するメンツの貧弱さといったら・・・その辺も中で理由付けはされていますが、なんというか、世の中ってそんな愚かじゃないよ、って思っちゃいます。なんか、あんまり登場人物を増やすと、制作費がかさんじゃうんで、抑えたのかなぁとかの見方をしちゃいました。せっかくだったら、それなりに人数を互いにきっちり出して、全面対決感を出せばもっと盛り上がったと思うのですが・・・あと正直０話はいらなかったなぁ、これは苦痛でした。出鼻で完全にくじかれました。最後に、この作品は出てくる人物のネーミングセンスがちょっと特有で、私にはなかなかしっくりこない人もいました。作風としては人の繋がりなどをテーマにしていますが、このネーミングセンスは人を置き去りにしうるものです、ライトノベルが好きな方なら十分面白いと感じると思いますが、がっつりとしたファンタジー小説を期待すると肩透かしにあいます。

キャラ同士の会話より世界観、状況、心情などの説明的な文章の方が多くてつまらない。サッカーの試合を見たいのに実況と解説しか聞けない感じ。文章も小難しい単語を使っていてとっつき辛い。ストーリー、CGも短い、少ない。読むに耐えず、強制スキップで終了。ライトノベル版はサブタイトルだけで、1、2巻とか分かんないしで・・・どうなんだろ・・・