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レ**ミ
珍しい絵も何点かありました
アート関係で有名なタッシェン社から、カイ・ニールセンの「太陽の東・月の西」が出版されました。やや淡白な感じの箱から取り出すと、繊細な絵の表紙が現れます。箱はそんなに丈夫ではなく、オマケ程度に考えてください。【序文について】最初の50ページくらいはカイ・ニールセンの仕事について説明されています。この部分に珍しい絵が何点か掲載されています。サイズはタバコの箱かデジカメくらいで決して大きくはありませんが、印刷状態が良いため拡大コピーしても楽しめます。以下、何点か紹介します。・道化師と座る二人の貴婦人の絵「おしろいとスカート」を彷彿させる繊細な感じの絵です。・森の中で白い炎に包まれる花束をもった女性の絵。「グリム童話」の絵のように面で描かれています。この絵はページいっぱいに大きく掲載されています。・月光の下、花畑にたたずむ裸の二人の絵。初期の絵ですが空間に余白が目立ちます。・シルクハットの紳士と横に並んで歩く女性、画面上部には精霊(?)のような人物の絵。紳士はステッキを持っており、昔話の王子様お姫様の絵ではないと思います。・かまくらの中でたき火をする男と、吹きつける風の精霊(?)「グリム童話」のように面で描かれています。この絵はページいっぱいの大きな絵です。・森の中を進む馬上の騎士と、彼を取り囲む精霊(幽霊?)のような女性たち。比較的初期の絵のようです。ページいっぱいに描かれています。このほかにも何点か、あまり見かけない絵がありました。また「太陽の東・月の西」の絵で、序文のページで細部を拡大してあるものもありました。アンデルセンの大きな目の犬の絵、グリム童話の魔女のお菓子の家の絵はページいっぱいに掲載されていました。それから「おしろいとスカート」の絵が3点、大きく掲載されていたのですが、線がとてもはっきりしており、色合いも透明感があってとても綺麗でした。元の絵の保存状態、そしてこの本を作るにあたっての印刷の技術も相当良いものだと思います。【太陽の東・月の西 について】カラーの絵はページいっぱいに掲載されており、細部をじっくりと確認することができます。和書洋書を問わず、「太陽の東・月の西」を持っていない方、カイ・ニールセンの珍しい絵を少しでもいいから見たいという方にはお勧めです。
T**I
印刷がとても綺麗です
印刷がとても綺麗です。特に最初の57ページ程が。ニールセンの薄い画集を持っていますが、他のページもそちらより綺麗な気もします。どのように描かれているか鮮明に分かる最初の何十枚かは、これまで童話などでニールセンの絵を見ていたのですが、異なっていて驚きました。買って良かったです。
H**R
ニールセン挿絵集の傑作です。
秋の夜長、今宵はカイ・ニールセンの挿絵のたっぷり入った本を膝に乗せ、ブランデーを片手にしばし見入る。なんという贅沢! 時の移ろうのも忘れてしまいそうです。
Trustpilot
4 days ago
1 day ago